近鉄揖斐養老線|サイクルトレイン|自転車ツーリング | 寿司割烹幸喜 | こうき | 四日市|駅前 |すし| 三重県

このレポートは平成16年4月6日にお客様と私二人で、近鉄揖斐養老戦のサイクルトレインを使い
自転車で、岐阜県揖斐郡揖斐川町の所酒造さんまでツーリングした時の物です


プロローグ


そもそもこの企画を思いたったのは昨年の秋にあるミニコミ誌がきっかけでした。その紙面には近鉄揖斐養老線にサイクルトレインというのがあって、電車に自転車を乗せて移動が出来るという物でした。おぉぉぉぉぉぉ!これは面白そう!やってみよう!と直ぐに思い立ちこの春まで実は密かに夢をふくらませていたのです。揖斐と言えばあの房島屋の銘柄で有名な所酒造さんのある地です。
丁度さくらの季節とそして、
房島屋のシリーズでいよいよ今回初めて世に送り出す純米大吟醸…所さんのHPでいち早くこの情報を仕入れてた私は何がなんでも行くぞ!!と心に決めておりました。行くのならこの季節桜の花も綺麗な時季に行こうという事になりスケジュールを組んでいきました。

今回このツーリングにお付き合い戴いたのは当店のご常連さんでKさんという方です。Kさんには以前私が
『今度自転車で揖斐川の方まで行くんですよ。』と話をした事がありました。Kさんとても興味を持って聞いて下さり『良かったら僕も付き合いますよ。』と返事を下さいました。Kさんは日頃からスポーツジムで体を鍛えておられ、琵琶湖一週(約200㎞)を一日で成し遂げた強者です。そんなスーパーマンの様な方と一緒にツーリングを楽しむ事になりました。
決行日の一週間前にKさんが来てくださり当日の時間割・コース等々綿密に予定を組ました。近鉄揖斐養老線というの週末であればどの時間帯でも自転車を乗せられるのですが、平日は乗せられる時間帯が少なく時間割を組むのにも大変苦労がありました。結局始発駅の播磨駅をAM8:47の電車で出発する事になり、所酒造さんにはAM11:00頃着という計画でこのスケジュールは組まれました。

近鉄播磨駅まで余裕を持って四日市から一時間半あれば行ける筈です。ですから当店をAM7:00には出発しなければなりません。早起きが苦手な私にとってはこれは苦行にも匹敵する事です。AM7:00に出発するのであればAM6:00に起きて身支度をしなければならない計算になります。このところ床に着くのがAM3:00/AM4:00なんて事も珍しくありません。時にはAM6:00近くにやっと床に着く事もあるくらいです。(殆どがパソコンの為です。)起きられるかなぁ…なんて事を心配しながら当日の朝を迎えたのです。


旅立ちの朝



天気はこれ以上の天気はないという晴天です。お陰と昨夜は早く寝る事が出来た(ワインを寝酒に飲んで)ので熟睡もでき、目覚めもすっきりと完璧なスタートをで始まりました。自宅のいつもは暗くてひんやりとしているパソコンの部屋(北東の位置)は朝日を受けて明るい部屋になるんですね。こんな事全然知らずにおりました。今の住まいには7年も住んでいるのに…早速に歯磨きと洗顔をそそくさと済ませ愛車のマウンテンバイクをパソコンの部屋から玄関に出す事に、すると外気はひんやりとしてて吐息が白く見える。?
《この時期AM6:00ってこんなに寒いの?》などと思ってしまった。世間の人々達とおよそ半日も違う時間帯で生活してるとたまにこんな事してみると新しい感動を憶えるするものですね。
駅前の桜花も満開になり今が正に見ごろと言ったところです。さぞかし揖斐川町の桜も綺麗なんだろうなと期待してしまいました。約束の時間AM7:00にKさんは来て下さいました。実は彼はこの日の為に愛車のマウンテンバイクを新調されてのツーリングです。気合い入ってます!!


Kさんのリードで一号線を桑名に向けて出発しました。やっぱり空気が冷たい、私がしている自転車用のグローブは指の第二関節までが出てるタイプで先ほどから指先が冷たく感じておりました。その事を信号待ちのKさんに告げると背中に背負っているリュックから革手袋を出して下さいまして私に貸してくれました。仕事で使われる革手袋だとか。これで寒さ対策もでき、一号線を北上して富田町・川越町・朝日町を過ぎいよいよ桑名市に入りました。この頃にはすでにKさんとは体力の差を感じながら走っておりました。私の両膝はすでにこの時軽い筋肉痛が出始めておったのです。

そして、とりあえずの第一目標近鉄播磨駅にはAM8:00頃に無事に到着する事が出来ました。サイクルトレインがやってくるのはAM8:47ですからたっぷりと時間はあります。この駅までの走行距離は14㎞とスピードメーターは知らせてくれました。無人駅でホームも小さな駅です。ここでデジカメに自転車二台と播磨駅の看板を入れてシャッターを切りました。自宅に帰って当店のホームページに公開する為に必要な写真です。


サイクルトレインの旅



40分程ホームで電車を待ってるといよいよ桑名発の2両編成のサイクルトレインがホーム左手より静かに入って来ました。電車に乗っての移動時間は2時間ちょっとあります。2両編成のサイクルトレインは後ろの車両にのみ自転車が乗せられます。3両編成では真ん中の車両になるそんなルールがある様です。

電車が動き出し暖かな春の日差しが入る車内で暫くのんびりと出来ます。沿線には桜並木の所もありとても綺麗に咲いておりました。まるで車窓が一枚のキャンバスの様な景色です。たまにこんなローカルな電車に乗って旅をするのもいいものですね。のんびりと出来て嬉しくなります。

途中の駅で養老駅がありまして、さすが孝行伝説で知られる滝のあるところです、駅舎の天井からは沢山のヒョウタンが吊してありました。そして、一緒の電車に乗ってたおばちゃん4人組がこの駅で降りられました。皆さん多分に近くの公園あたりをトレッキングされるのでしょう、背中にはリュック、靴はスニーカーのいでたちでした。とりあえずの終点大垣駅に近づくにつれのどかな景色もやがては賑やかな街の景色に変わって来ました。そして、大垣駅に着くと線路は何本もあり大きな駅なんだなぁと分かりました。一番向こうの線路ではJRの電車が出番をまっていました。


大垣駅では一旦自転車ごと降りて今度は同じホームから出発する揖斐行きの電車に乗り換えです。終点の揖斐駅にはAM10:48着になっております。再び電車の人となり20分程電車の旅をしました。賑やかな大垣の町を後にするとまた長閑な景色になります。柿の畑・ぶどう畑を過ぎてそして、田んぼにはレンゲ草その土手には菜の花が咲き向こうの川の堤防には桜の花も見る事が出来ました。本当に良い休みです。目と心にしっかり栄養を与えてもらった様です。




近鉄揖斐駅と所酒造さん


いよいよ、終点の揖斐駅に到着です。駅に着いた事を所さんに電話をして所さんまでの道順を再確認をして2台のマウンテンバイクは所さんに向けてスタートをしました。駅前の道路を右手に行き橋を2つ渡り突き当たりを左に行けば所さんが見えてくるのです。
一年前に蔵見学でお邪魔しておりますので直ぐに思い出す事が出来ました。



予定通りにAM11:00頃には所酒造さんに着きました。
早速に若旦那とお母様の歓迎を受け、Kさんの紹介と挨拶を済ませとりあえず昼食をとる事にしました。何も食べずに走って来たものですからお腹はペコペコのでした。若旦那には数日前にメールで美味しい和食の店を案内して下さいと行ってったのでそのへんも楽しみにしておりました。若旦那の運転する車に乗せて貰い目指すお店へと出発です。しばらく車は走ると個人でやってそうな小綺麗な喫茶店へと入って行きました。その隣に同じ敷地内に建つ手打ちの蕎麦屋さんで車は止まりました。突き当たりの看板には“石臼挽きそば”と書いてあります。
『おっ!これは楽しみ!!!』でもその店の玄関にはのれんが掛かってないのです。時間が早かったのでしょうか?若旦那が車から降りられ確認する事になりました。休みの様です。『あぁぁ…気になる蕎麦屋さんだなぁ~』とKさんと言っておりました。
それではという事で今度は丼ぶり物の美味しい店をという事で田んぼの真ん中に建つご飯屋さんを案内して下さいました。お客様は誰もおられません。時間はAM11:00過ぎですから未だ早いのでしょう。


早速に4人掛けの座敷のテーブルに座り若旦那との久し振りの再会で楽しい話をしながら食事をする事になりました。若旦那のお勧めはカツ丼でした。『ここのカツ丼は子供の頃にはごちそうでした。』そう嬉しそうに話して下さいました。なるほど玉子のとじ方も綺麗で美味しいカツ丼でした。雑談と美味しいカツ丼を食べ終え蔵に戻って今度は蔵見学をさせて戴きました。綺麗に整理整頓された蔵は今も造りの最中です。蔵中には“もろみ”の良い香りがしてこの季節ならではの事です。お客様のKさんは蔵見学が初めてとの事で興味津々で若旦那のお話を聞き入っておられました。科学プラントにお勤めですから共通してる部分があるとかで楽しく見る事が出来たそうです。



そして、今度は2階の部屋に上げて貰いました。昨年酒会をさせて貰った部屋です。若旦那が手に持って来て下さったのは私が一番に気になってる【純米大吟醸】を筆頭に【純米吟醸の昨年秋の物】・【65%精米の純米酒の各銘柄です。

一番最初にちょこに注いで下さったのは
【純米大吟醸でした。この春にデビューする新銘柄です。《これが楽しみでここまで来たんだ!》と心の中で言っておりました。『うっ!うまい!!!』無濾過生原酒ですからちょっとハードな感じがしますが五味のバランスが実に良くとれてて良かった。食中酒としてその役割を充分果たしてくれそうな味わいでした。料理の相性として、煮物・焼き物・揚げ物にと守備範囲の広いお酒です。こいう酒を造って下さると料理人の私たちとしては嬉しくなります。若旦那の言うには『もう少し落ちついた頃がうまみが出ると思いますよ。』そんな事を言っておられました。

新酒ですから未だ尖った部分があるという事です。なるほど言われてみればそんな気もしますが新酒故の荒々しさも良い物ですね。続いて
【純米吟醸】これは昨年の秋に搾られて熟成させた物です。味は落ち着いててゆっくりと飲みたいタイプです。場合によっては常温・ぬる燗でもその旨さが出て来るタイプでした。鍋料理と共に飲みたい酒です。熟成する事によって新酒の時の角が取れて丸みのある味に変化して行くのです。温度帯がちがうだけでもまた違った味を楽しめるのもいいですよね。そして、最後は【65%精米の純米酒】現在出荷している房島屋のシリーズの中で一番に人気の銘柄です。五味のバランスも非常に良くまとまっています。料理の相性も何でも合うタイプです。これも食中酒として飲める銘柄です。若旦那の自信作です。

その場でこの3銘柄を注文して後日宅配便で送って貰う様に頼みました。全国の房島屋が飲める料飲店ではいち早く当店が
【純米大吟醸を頂ける名誉を受けました。お蔵さんと親密なお付き合いをしてるとこんな特典が与えられるものです。これも神様からのご褒美と感謝しております。若旦那はPM1:00よりお仕事がありますのでこの辺にして今度は私たちが帰りのコースを出
発する時間です。2時間ほどの滞在でしたが内容の濃い時間を過ごせました。所さんの玄関で3人の記念写真をお母様に撮って貰いありがたくお礼を言い所さんをあとにしました。昨年の酒会では見る事が出来なかった蔵の裏の桜並木を見ながら蔵を出発しました。

桜並木の側は花の香りで一杯でした。



大垣の街で見つけた物


行きは近鉄播磨駅から揖斐駅までサイクルトレインの旅をしたのですが今度はサイクルトレインの旅は大垣で終える事にしました。天気も良く自転車で走るには最高の天気だからです。揖斐駅をPM1:43発の大垣行きに乗りPM2:04に大垣着です。20分ほどで電車は大垣の街に着きました。駅の改札を出て大垣の賑やかな駅前の風景そして、商店街を走っていると左手に歩道から一段低い所に小さな庭が造ってありました。小さくてもきちっと庭師さんが造られた庭でした。そこには水を汲む所があって、一人の女性が水をペットボトルに入れておりました。さすが水の都大垣ですね。街の真ん中にこんな施設があるんですから、関心してしまいました。そして、その女性に私から『その水は飲めるんですか?』と訪ねたところ『ハイ、飲めますよ。』と返事が返ってきたので私の自転車のドリンクポットには朝出かける時に入れた店の水道水があと少しとなっておったのでここで補給する事になりました。そして、その女性と世間話などしてのどを潤し再び自転車に跨り出発です。少し走った所でこんな看板を見つけました。


【守屋多々志美術館】えっ!こんな所にあったのか…昨年末亡くなられた大垣が生んだ日本画家で美術界ではとても有名な画家です。歴史絵を主にやっておられ、その時代考証も確かな物があります。そして、京都美術の復元などにも尽力された方です。その画家の美術館がここにある!思わず止まって見てしまいました。でも正面玄関が閉まっている様子…休館日でしょうか、《よっし!今度ゆっくり見に来よう!》ある雑誌で何年か前に守屋画伯の作品が掲載されていて見たのですがとても品のある絵で。色の使い方も優しくて見てて心和む絵でした。実物の作品を見られないのが残念ですがこれは今度の楽しみにとっておきましょう。



揖斐川の堤防道路


さて、自転車でのツーリングはこれからが一番の山場です。大垣から四日市の自宅までおよそ60㎞ある計算になります。巡航速度毎時15㎞としても4時間あまりペダルをこぐ事になります。天気も良く揖斐川の堤防道路を走る訳ですからのんびりとしたツーリングが楽しめそうです。同行して下さったKさん(殆ど私は後を付いて走るだけ)は地図を広げながら色々とコース決めと時間と距離の計算をして下さいました。私一人だったら行き当たりばったりのツーリングでしょうけどさすがにkさんは違います。

ここでちょっと余談ですが実は私は2年前の秋に単独で四日市から岐阜の関ヶ原までの自転車ツーリングをした事があります。時間割も作らず地図も持たずの無謀とも言えるツーリングです。しかも事前のトレーニングもせずに…当家の女将には
『あなたはいつも唐突だから、大丈夫なの?』と心配してくれましたがここでやめたら男がすたるという物です。言われてみれば女将にこの事を言ったのは決行日の一週間前だったから余計にそう思ったのかもしれません。でも、この関ヶ原までのツーリングはこれも半年前から密かに暖めてた企画だったのです。ただいつ決行するかが決まってなくて…この日もやはり電車を使う行程でした。自転車での全走行距離は100㎞くらいになってました。行きに4時間、帰りに8時間かかってしまい自宅に帰って来た時はもうくたくたで暫くは自転車見るのもいやでした。山間コースのアップダウンのある地形ですから本当にきつかったです。

その事を思うと今回のツーリングは楽な物です。なにしろ揖斐川の堤防道路で、平坦な真っ直ぐな道路を走る訳ですから随分と気軽に思ってました。ところが私は大切な事を忘れてました。風…風です。これが難敵でした。進行方向に対して緩やかに向かい風が吹いていたのです。堤防道路は風を遮る物などありませんからもろにその影響を受けるのです。前を走るKさんは軽やかにペダルをこいでますが、私の両膝は連続して一時間の走行が限度でした。この日の為にというか健康維持の為一年半ばかりスイミングをしてるので関ヶ原に行った時の事思うと体力もそれなりについているので安心しておりましたが、考えてるほどあまいコースではなかったです。一時間走って15分ほどのインターバルを入れました。その度に水分補給をして体を休めました。大垣より35㎞地点の頃体力の消耗も結構限界にきておりまして10分・15分のインターバルでは楽になりません。信号待ちしてる間にKさんに『どこがでコーヒーでも飲みましょう!』と言ったらKさんは『じゃあこの先の木曽三川公園でコーヒーにしましょう。』と言って下さいました。《あぁぁぁぁぁぁ…これでしばらく休みがとれる~》この辺の地形は少しアップダウンがあってやがて木曽山川公園の展望タワーが遠くに見えて来ました。《もうすぐだ~頑張れ~》と自分に渇を入れながら走りました。でも遠くに見える展望タワーはなかな近くになりません。


木曽山川公園でコーヒータイム


やっとの事で木曽山川公園に着くと平日とはいえ天候に恵まれたお陰でしょう公園はお花見のお客様で賑わっておりました。コーヒーを飲みに入った喫茶店の横の駐車場には観光バスも沢山入ってました。早速に喫茶店でホットコーヒーとトーストを頼み休憩をしました。コーヒーが届く間さきほど自転車に乗ってる間に携帯のベルが鳴っておったのです。その着信履歴を見ると富山県で寿司店をやってる私の友人でした。《おっ!久し振りだなぁ今日はなんだろう?》と思い電話をしてみる事に…暫く連絡してなかったのですが相変わらずの元気な声で『教えて欲しい事があるんですよ~』と友人の言葉よ~く話しを聞いてみるとタイムリーな話題でした。消費税の表示のし方について私の店ではどんな風にやってるかという事でした。なるほど…しかし、今回の表示方に関する改正には納得いかない事ばかりです。誰が喜ぶのでしょうね。将来あり得る10%に引き上げの策だそうですけど政府の姑息な政策にはもの申したい気持ちです!休みにこんな事思っててもしょうがないですけどね。私の店では未だ新表示をしてないので早くくかえなければと焦りを感じました。私の友人は真面目で偉い!






30分か40分休憩したでしょうかね。なんとか元気も復活して木曽山川公園を出発しました。再び目指すは桑名です。堤防道路を南進する訳です。この辺の地理はKさん良くご存じで、なんでもスキーの行き帰りに良く使う道路だとかで後ろを走る私は安心して付いて行けました。今回のコース決めは全部Kさんがやってくれました。この日の為にインターネットで地図をダウンロードされプリントアウトした物を持って来てくださったのです。とてもありがたかったですよ。


友人の寿司店で…


途中多度あたりに着いた時、今度は国道258号に変えて南下をしました。Kさん言うには『これからの時間堤防道路はこむんですよ』との事です。そして道路標識も桑名と書かれたところまでやって来ました。《あぁぁぁあともう少しだぁ~》と嬉しくなりました。暫くペダルをこぐと東名阪の桑名東インターの看板が見えて来ました。これをもう少し南下すれば今朝来た道に入れます。そして、近鉄の播磨駅に行けるのです。もう電車には用がないので播磨駅を目指す事はしなくて良いのですが、ここでちょっと寄りたい寿司屋さんがあるのです。実はこの播磨駅駅前でも友人が寿司店をやっているのです。ここ数年友人に会ってなかったので会う事にしました。Kさんに『ちょっと寿司でもつまんで行きませんか?小腹も空いてるでしょうから。』Kさんから『大将いいですね~』の返事が返って来ました。時間はここの地点でPM5:30くらになっておりました。友人の寿司店【和時に着くとのれんは出ていません《おぉぉ?》忙しくて未だのれんが出せないのでしょう。勝手口のドアから入る事にしました。

店のカウンターでは友人が忙しそうに出前の寿司を握っておりました。厨房ではお母さんとパートさんが仕込みをしてる様子で、とても直ぐには寿司をつまめる状態ではない様でした。この辺永年の条件反射の様な物で包丁とまな板見るとついついよその店でも手伝いたくなってしまいます。ちょっと強引にカウンターに入って仕込みの手伝いをしてあげました。なんでもこの地区の学校の入学式があって出前が忙しいのだとか…Kさんには先にカウンターに座って貰いちょっと飲んでて貰いました。店に入って40分程するとようやく出前も片づき友人は私たちの相手が出来る様になりました。久し振りの再会で色んな話しが出来て楽しかったです。喉の乾きを生ビールで潤し、空いた小腹には季節の魚のお造りそして、自家製黒豚の角煮・牛のアキレス腱の煮込みそんな小鉢物もある店ですから酒のみにはありがたい店です。汗をかいて体力使ってますからたまに肉料理も良い物ですね。仕上げには穴子の寿司を握って貰いました。美味しかった。

友人がこの地に開業して早6年の歳月が経ったとか。
《そうかそんなに経ったんだ早いもんやなぁ~》苦労の甲斐あってそして、友人の人柄もあっていいお客様に恵まれてる様で私自身も嬉しくなりました。ここでは2時間ほどゆっくりとさせて貰いました。
そして、友人の見送りで私達は四日市の自宅までの最後のコースへと走り出しました。

周りはすっかり夜のとばりが降りて真っ暗です。ヘッドライトとテールランプをONにしての走行です。一号線の歩道を走り朝日町・川越町・富田町・富州原・そして、霞ヶ浦に戻って来ました。途中無点灯な自転車が走っており怖い思いをしました。皆さん自転車での夜間走行はライトを点灯しましょう!自転車も何のトラブルもなく無事帰宅する事が出来ました。時間はPM8:30でした。全行程160㎞で内自転車での走行距離は78㎞でした。久し振りの私にとってはハードなツーリングてしたが、終わってみれば満足感で一杯のツーリングでした。天候に恵まれ、道中の桜花も綺麗でサイクルトレインも楽しめたし、何よりも所酒造さんで飲んだ純米大吟醸が美味しくて感動しました。今回のツーリングも思い出に残るツーリングでした。半年間暖めて来た甲斐がありました。

ご同行と言うよりは私を引率して下さいましたKさんにはありがとうの気持ちで一杯です。多分に完全燃焼出来なかったツーリングでしたでしょうが、大変にお疲れ様でした。


終わりに…


この話しには後日談がありましてね。このツーリングを終えて五日後(10日/日曜日)の夕方にKさんがご来店下さいました。『今日僕は琵琶湖半周してきましたよ。』と事もなげに涼しい顔で……えっ!!!つい火曜日にロングツーリングしたばかりですよ。話しを聞いてみると全走行150㎞だったそうです。琵琶湖も今が桜の時季で道中の湖岸道路の桜並木はとても綺麗だったそうです。携帯のカメラに納めた画像を見せて下さいました。本当にタフな方ですね。私はやっと筋肉痛もとれて元の体に戻ったばかりなのに………



このレポートは平成16年4月6日にお客様と私二人で、近鉄揖斐養老戦のサイクルトレインを使い
自転車で、岐阜県揖斐郡揖斐川町の所酒造さんまでツーリングした時の物です


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